秋をさがして
今週のお題「芸術の秋」
世界の果てのこの街のお天気は一週間のうちに最高気温が9度の日があったかと思えば、29度にまで一気に上昇する日もありとむちゃくちゃ。
今日も夏のような青が広がる空に飛行機発見。
この土地で初めての季節だから、これがこの時期の平均的気候なのか異常気象なのかわからないけれど。この街も北半球にあるから一応、今は秋。
どんぐりも落ちています。
ハロウィンが過ぎ、クリスマスを迎える前のビッグイベントであるサンクスギビングの週末に向け、街は深まる秋へ装いを変えています。
でもね、「芸術」の香りはどこからもしない、です。
日本でいると、街中、駅ナカなどに美術展、博物展のポスターが貼られ、車内広告もあり、「あ、〇〇展行こう!」となるんですが、この世界の果てのような街では、ポスターを見かけません。
ガイドブックに載り観光客かたくさん押しかけるような美術館がないのですよ。
この「芸術の秋」をこの街の人はどう過ごすのか、と思いましたが、その考えは一瞬で抹殺。
だって、ここの住人にしてみたら、秋と芸術を結びつける必然性がないのです。
土地と気候の影響を受け、作り上げられる人間の性質、風土。
この時期に敢えて芸術を追求することをテーマにしない、ただそれだけのことで、住人達は皆それぞれの2017年の秋を楽しんでいるのです。
日本人の私は私なりの芸術をさがしています。