クリスマス前にひと息
クリスマス休暇が始まりました。
家族と家で過ごすのが一般的で、クリスマス当日はお店、レストランもお休み。
一ヶ月通しで忙しい日本の12月と違い、こちらでは静かなクリスマスで一息つける感じです。
今日の空。
何も遮るものがなく広がる空。
雲の形もいろいろだけど、不思議な雲を見かけでも、
地震雲?、と心配しなくていいのがうれしい。
Wish you all the best and Merry Christmas
2017年に一番良かった映画
ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが主演のキャスティングに惹かれた、
La La Land
二人はこれまでの二回共演しています。
Crazy, Stupid, Love
と
Gangster Squad
どちらもスクリーンの外でもカップルなのかと錯覚してしまうくらい、お似合いで息もぴったり。
Crazy, Stupid, Loveでのハンナとジェイコブの二人はとてもチャーミングで大好き。DVDも買いました。
☆*☆*☆*☆*☆*
そんな二人が主演のミュージカル映画と知り、楽しみに。公開前にCDを買い、聞き込んで、テンション上げていき、公開初日に観ました。
音楽、ダンス、色使い、主演二人の演技、ストーリー展開に圧倒され、意外なエンディングに涙。
それから映画館に通うこと計6回。
観るたびにいろんな発見をして感動し、ストーリーがわかっているにもかかわらず泣きました。
☆*☆*☆*☆*☆*
あの時が人生の分かれ道だったと、時が経ってから気づきます。
たくさん人生の分岐点を通り過ぎてきた今。
あの時違う道に進んでいたら‥、どんな人生だっただろうと、エピローグと五年後の冬のラストを観ると、
ミアとセブの切ないすれ違いに、思いが重なりました。
☆*☆*☆*☆*☆*
アメリカに住み始める前の出張時にQ太に日本ではまだ発売されていなかったDVD を買ってきてもらったくらい好きな映画。
DVD は娘に取られたので、アメリカでNetflixでまた借りて観ました。
今回、アメリカに住むのなら、世界の果てのような今の街ではなく
La La Landのロスに住みたかった!
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アメリカ生活の不思議 ⑥
コインを金券に換える機械をアメリカで初めて見ました。
クレジットカードとデビットカードで日々のお買い物を済ましています。
今回アメリカで暮らし始めて数ヶ月経つけれど、よくよく考えると、一度も現金で買い物をささていない
お財布の中には、何かの時用に紙幣は数枚入っているけれど、クレジットカードとデビット機能付きのキャッシュカードが二枚。小銭もないし、ポイントカードもないし、お財布はとてもスッキリしている。
以前暮らしていた時は、現金で払うこともよくあり、お釣りでもらう小銭がすぐたまって困り、その扱いに困りました。
何種類がある小銭をすぐに見分けられなくて、
、店頭で例えば$6.73とき$10.73をさっと出すということが出来ずに小銭はたまる一方。
じゃあ、ATMで硬貨入金すればいいと日本人は思うけれど、こちらのATMには硬貨入金機能がない!
引き出しの中の箱にためて、クリスマスシーズンになると街角に立つSalvation Army(救世軍です)の募金箱にザザザーっと入れていました。
こちらの募金活動の人は明るくてノリノリで
ベル持って募金箱の横で踊っていました。
ある時、友人がコインを自動で数えて、アマゾンなどのクーポンに換えてくれる機械があることをおしえてくれましま。
(会社のHPより)
スーパーに自販機サイズの機械がセットされていて、溜まったコインをガチャガチャと投入口に入れると、種類ごとの枚数を数え、合計金額が表示される。
いくらかの手数料は取られるけれど、私はAmazonのクーポンに換えていました。
設置されているお店は限られているし、最近コインがたまることはない支払いパターンになっているけれども とにかくあると助かる機械。
銀行のATMでコイン受け付けてくれるとほんとは一番いいんだけれどね。
映画『アメリカン ビューティー』を今また観てみると
1999年のアカデミー作品賞受賞作。
アメリカンビューティーとは映画内でも象徴的に登場する赤い薔薇の名前でもあります。
(写真はバラではなくうちのシクラメン)
☆☆☆☆☆🌹☆☆☆☆☆
42才で広告代理店勤務。上昇志向が強い不動産販売業の妻、そして思春期で不機嫌のかたまりの一人娘の3人家族の夫であり、父親である主人公レスター・バーナムを演じているのはケヴィン・スペイシー。
彼はこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞。
少し前彼の名前を情報番組やニュースで度々耳にしました。
今アメリカで大問題となっている、過去のセクハラ被害者達による相次ぐ告発。
#metoo
子役だった当時ケヴィン・スペイシーからセクハラを受けたと男性俳優が過去の被害を公表。彼は悪い意味で、再び脚光を浴びています。
ケヴィン・スペイシーはこの騒動の中、ゲイであることをカミングアウトして、なんだか無茶苦茶な状況。
セクハラにゲイ、もうまさにこの映画のテーマであるアメリカ人が抱える問題で、なんと、ある意味ケヴィン・スペイシーにとり自己の問題でもあったのです。
夫婦の倦怠、娘の反抗、家族崩壊、ドラッグ、同性愛、銃、不倫、リストラ、DVなど、二十年前に描かれているアメリカの病理は、改善するどころかますます深く現在の個人、社会に絡まっています。
☆☆☆☆☆🌹☆☆☆☆☆
初めて観た時はあまりテーマの深さを理解できなかったけれど、今暮らして日々彼らと接している中で改めて見ると、アメリカ社会が抱えている家庭、社会の問題を、シニカルに、そして少しサイコがかった視点で上手に描き出していると思います。
私が普段苦手としていることが、アメリカ人も実は嫌と感じているのね、とひとりごちたシーン。
いやいや不動産販売業の妻キャロラインに引っ張りだされた業界パーティー会場。キャロラインは商売仇でのちの不倫相手とおしゃべりに興じている時に 豪快、かつ下品な大きな笑い声。
レスターは離れた場所で妻の笑い声を聞いて、思いっきり嫌悪感を示していた。
私も苦手。レストランなどでその笑い声よく耳にするのですが、怖いというか‥。
キャロライン役はアネット・ベニング
先週のThe Tonight Show with Jimmy Fallonに出演していた。相変わらず綺麗でした。
母、妻、女優と人生でいろんな側面を持っていて、明るくポジティブなアメリカ女性です。
でもそんな彼女も持ちうるであろうアメリカ人の闇を素敵に演じていました。